盛岡  「杜と水の都」、市街地を流れる中津川には毎年鮭が遡り、夏は童が水と戯れる。


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 盛岡駅を降りて2〜3分市内方面へ歩くと、北上川を渡る開運橋や旭橋がある。これらの橋から上流方向を見ると川の正面に岩手山が望める。清流をとりもどした北上の流れと岸辺の柳とともに「杜と水の都」にふさわしい玄関口である。ここを少し上流に遡ると、宮沢賢治のイーハトーブ童話『注文の多い料理店』を大正13年に出版した「光源社」のある材木町にいたる。この川岸の石組みは城下町であったことを思い起こす景観である。

城下町の面影といえば中津川の擬宝珠がある。盛岡城築城にあたって中津川の上ノ橋・中ノ橋・下ノ橋の3橋を架け京都三条大橋に模して擬宝珠が取り付けられたものだ。現在も上ノ橋と下ノ橋に取り付けられている。ここ中津川は市街地を貫流する河川であるが極めて清流を保っている。夏には賑やかなほど水着姿の子供達が水と戯れ、秋には鮭が産卵のため遡上する姿を橋上から容易に観察出来るほどだ。


 みちのくの 夏の夕風盛岡の

     ぎぼしゅが橋を 吹き渡るかも

                  岡本かの子

    中津川や 月に河鹿の啼く夜なり

      涼風追ひぬ夢見る人と

                  石川啄木

    中津川河藻はな咲きさすらいの

      しろきこころを夏は来にけり

                  宮沢賢治

 ワスレナグサが咲き乱れ、詩情をはぐくんだ中津川の河畔で仕事の疲れを癒すもよい。


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